第5回いそべ塾

第5回いそべ塾の報告です。

今回お越しいただいた講師は養蜂家の 鈴木一(はじめ)さんです。
蜂にまつわるエピソードをお話し頂きました。

お話は多岐にわたり、わたしたちが推奨する新リベラルアーツに養蜂学が入るのでは?ということから始まりました。

蜂の世界は人間の生活に置き換えられるという視点から、学を求めてきた過去の歴史と繋げてお話しで、いろいろな知見をお持ちで、大変な博識者でした。

特に、養蜂学は、自然科学、農学、社会学、経済学、哲学や神学にも精通しているところであり、それらは蜂の生活から学べるという点、そして、養蜂家の役割として、蜂の環境を整える活動が促す受粉は、人の生活を整えていることに繋がるという点について、大変共感を得ました。

巣箱が多い国は環境に配慮する国、といった点で(一位はスイスだそうです)、まだ日本は環境に配慮している国とは言い切れないこともわかりました。急に養蜂家になれるわけではありませんが、まずわたしたちができることは、蜂がいたら蜂が選ぶ蜜を要する花があるということを認識しそれを増やしてあげること、その程度でもいいと思います。